ムキムキじゃなく筋肉の向き

整体などでは

可動域のチェックを行う場合があります

ただ

こんなのも

声掛けひとつで

変わるものだったりします

例えば

首を廻してください

というときと

後ろから

「○○さん」

と呼ばれて振り向くのとでは

からだの使い方が違います

手を挙げてください

と

高い処にあるものを取ろうとする動きは別ですし

屈伸と

椅子に座ろうとするのとでも

動きは違います

しゃがむ時の膝の痛みは「股関節」で解決！重力を味方につける からだ の使い方

動きは意志によって行われるもので

動くために動く

意味の無い動きをするのは

人くらいなものじゃないかしらん

EMSってのがありますが

機械が勝手に振動して筋肉が鍛えられるというヤツ

それこそ目的の無い筋肉増強に

何の意味があるのか？

と私は思ってしまうのです

筋肉を鍛える必要性？

動く為にからだを使う

それが上手になればそれに越したことは無くて

そして

それを上手に丁寧に行おうとすること

それ自体が訓練であって

どんどん洗練されていく動きが出来る筋肉こそが佳い筋肉なんじゃないんだろうか？

と思うのですよ

さて

自然界に直線は無く

木が3本直線に並んでいたら

それは人為だと言われます

当然

自然の一部であるからだにも直線は無く

筋肉も螺旋状に巻いています

だから

直線的な動きでは

どんどん固くなってしまうし

負担が大きくなります 

受け入れようとするとき

腕は外旋します

バランスを取ろうとするときも

腕を広げますね

腕を広げるという動きは

筋肉を緩める方向への動きで

力を抜く

という動作です

リラックスしましょう

と言ったときに

膝を抱えて丸まる方はあまり居ないでしょう

大の字に寝っ転がるのなんか最高ではないですか？

赤ちゃんの手足と

トカゲなどの手足の格好が似ているのは偶然では無いのです

バランスを感じ取る為には

力を抜く必要がありますし

受け止めようとするのに

力を込めて固くなっていては

なかなか飛び込めませんよね

力を込めるときには内旋になりますが

そうなると

本気で固まって動けなくなります

だから

ガードを固めるときは

固めつつ

動ける状態も必要なので

外旋の上

縮めることで

両側面を維持する形となります

「内側へ捻り混むように打つべし」

というのは『あしたのジョー』の

「あしたのためにその１」ジャブの打ち方ですが

この場合はですから

腕を締めながら打つことになります

これが

鞭のように拳の重さを利用する場合は

外旋させる方がやり易い

麻痺などで拘縮がある場合も

ガードを固めるのと同じ筋肉の動きになりますので

その逆をいってあげれば

割と簡単に解けます

指も然り

麻痺や拘縮でも

僅かでも

感じられたり

動かせるのなら

改善の余地は大いにあります