今日から長月　晩秋ですね

今日から

旧暦の長月

秋の夜長という意味での

長月なのだと言われます

旧暦では

正月

如月

弥生

が春

卯月

皐月

水無月

が夏で

文月

葉月

長月

が秋ですので

愈々晩秋となります

視覚と聴覚という別経路でありながら

同じ意味を共有する言葉

その抽象化された形と

発音される前後関係で

同じ語と認識するこの仕組みを使う為には

絶対的な尺度を捨てる必要があります

声紋というものがあるということは

 

人それぞれ

発する言葉は違う周波数を持っているということに他なりません

つまり

同じ単語

同じ文章を

発声しても

そこに表れる声紋は全て違ってくるのですから

 

厳密に言えば

それは別の音ですね

文字にしても

下手達筆とあるように

同じ様な形象に見えても

よくよく視てみれば

すべて違う形をしています

それらを丸めて同じ言葉と受け止めるには

絶対的な尺度

というものを取り外す必要があります

幼少期から音楽を学ばれている方に

ままある絶対音感というやつは

鍛えることで身に付くものではなく

本来備わっているものが

遺っているのであって

私たち一般が捨ててしまった感覚です

これがあると

言語認識とかち合ってしまうため

不具合だから

捨ててしまうのです

日本人は音痴が多かったのですが

それは

最も古い形を遺す

複雑な言語を持つが故

とも考えられます

音痴は純日本人である証し　音痴がいてくれることが希みだったりする

そうして絶対的な尺度を手放すことで

抽象化する能力を身に付けた人間は

差によって判断することが多くなります

それも

かなり大きな差でないと気付かない

同じ気温でも

前日より暖かいか

前日より冷えるか

によって

感じ方が違いますね？

コンビニエンスストアの季節商品である

おでんや中華まんの販売は

まさに

この差によって売り出すのだと

以前聞いたことがあります

今は知りません

一雨一度と言う言葉があるのだそうで

寒露も過ぎ霜降を迎えようという

この時期は

一雨毎に冬へと近付いていきます

気温が下がると

空気中の水分は保てなくなるので

乾燥してきます

この頃の夏は

北海道より沖縄の方が気温が低く

避暑の行き先が変更されそうですが

これは

沖縄が海に囲まれているからで

水の温度変化は

空気より遅いことによります

最高気温更新！

などと話題になる地域が

内陸に多いのは

水分が少ないからです

ということは

恒温動物である私たちのからだも

保湿の具合によって

循りに影響が出ます

であるならば

温かい血を循らせる必要がある

ということですので

これからは

温かい汁物や鍋物などを

濃い味付けにして

塩分を補給することで

温かい水分を摂り込みたい

そうして

佳く循るからだになると

自然と

頭寒足熱

という状態になります

余程冷えているときは

温めることが必要ですが

熱を産み出したいのであれば

からだの反発力を利用するという方法

冷たい水を少量飲んだり

風呂から上がる寸前に

手足だけでも水をかける

という手もあります

夏より

乾燥してくる

これからの季節の方が

水分摂取は必要になってきますが

斯様に

体温を高く維持できないからだには

水分は冷えやむくみの原因となります

かといって

乾燥したからだでも冷えますし

シワや痒み

手荒れやあかぎれ

踵のひび割れなどになります

循るからだで

頭寒足熱を保つには

循りを阻害する砂糖を控え

循りを促す塩分を適量に保つことが

肝要です