背骨から姿勢を見直してみました

ご覧いただきまして有り難うございます

 

 

姿勢についてのお話です

 

私たちは二本足で立ち上がりました
でも四本足の頃と基本的なカラダの構造は
あまり変わっていません
そのせいで使い勝手が悪くなっている部分があります

 

その中で
肩甲骨は位置が変わりました

 

四つ足の時はカラダの側面に付いていて
前足と一直線上にあり
前足を動かすことが
肩甲骨を動かすことと
同じことでした

 

 

今は腕の動きと肩甲骨をある程度切り離して
動かせるようになってしまったために
肩甲骨自体の動きが減ってしまいました

 

ですが十全に腕を動かすためには
肩甲骨の動きは必要不可欠なものです

 

それにここを動かさないから
筋肉が固くなって
肩がコッてしまいます

 

自律神経とも関わる骨ですので
普段から意識して動かすようにしましょう

 

内臓も四つ足の時は
背骨からお腹にぶら下がるような形だったのですが
立ち上がったことで
腰から胸まで積み重なるようなことになりました

 

 

筋肉は疲れると重力に逆らう力が
出せなくなります
疲れたら座りたくなったり
横になりたくなりますよね

 

内臓も筋肉ですので
同じように疲れると下がります

 

この時
上下に内臓が重なっているため
上の臓器が疲れて下がるということが
下の臓器を圧迫することになってしまいます

 

そうすると当然
下の臓器にも影響が出てしまいます

 

女性は特に下の方に位置する生殖器系の不調
生理痛など婦人科系の症状につながりやすくなります

 

さて
姿勢です

 

実は
ネコ背は人間だけにある姿勢だったのです!!

 

ネコはネコ背じゃありませんでした
良い姿勢の説明などで
背骨はS字になっているのが良い
と言っているのをお聞きになったことがありませんか？

 

 

こういう図になるのですが
これが良い姿勢の見本と思ってしまうのですね

 

この形は腰が少し反るようになるのですが
腰は反ってはいけないのです

 

腰は少し丸まっているくらい
反るとしたら肩甲骨辺り
というのが
正しい位置になります

 

S字はS字でも位置が違うのです

 

脊椎動物で腰を反らせているものはいません

 

腰を反らせるから
腰から背中にかけて緊張することになり
ひいては肩のコリなどにもつながってきます

 

骨盤を少し後傾させるくらいでも良くて
腰の力は抜きます
力を入れるべきは
お尻の穴です

 

ここを締めるように少し意識します

 

骨盤を少し後傾させると
骨盤からソケイ部にかけての
循環もしやすい状況になります

 

お座りができるようになった赤ちゃんや
おサルさんたちの座り方が
ベストな形です

 

 

腰は丸く
肩甲骨の辺りで上に伸びるようになります

 

あお向けに寝て

腰が床につかない場合は

腰が反りすぎています

 

今は痛くなくても

腰痛予備軍ですので

改善していきましょう

 

まずはヒザを立てて

腰が床につくようにして

緊張した腰をゆるめることから

始めましょうか

 

明治維新で西洋式の軍隊を作る段になって
日本人の姿勢の悪さが問題になりました

 

背中は丸まっているし
膝も曲がっている

そこで姿勢も西洋式の姿勢が取り入れられたのですが
それは自然な形では無かったということです

 

それまでの日本人の姿勢こそが
正しい姿勢だったのです

 

武術や踊り、
華道、書道、茶道何でもそうですが
極めた方々は自然体だと思います

 

力が抜けて見た目にも
ラクな姿勢
 
良い姿勢のつもりでも
それをすることで
痛みが出たり
長時間続けられないというのは

正しい姿勢ではないということだと思います

 

一見ラクな姿勢だけど
同じように痛みが出たり
長時間続けられないものは
やはり正しい姿勢ではないということになります

 

この痛みが出ない
長時間続けられる姿勢

 

これが正しい姿勢の
絶対的な条件だと思います

 

正しい姿勢がなぜ必要なのかといいますと

延命治療はどんどん進化していきます
健康で長生きか
寝たきりで長生きかは
大きな差があります

 

姿勢が悪ければ
必ずどこかに負担がかかり
そこから不調になっていきます
 
寿命が長くなるだけ
上手にカラダを使うことは
重要さを増していきます

 

姿勢はその基本
土台となる部分です

 

ゼヒ
痛みが出ない
長時間続けられる姿勢を
手に入れてください